2023/12/04 Mon 曇のち晴 天気が読めない

Iハウスのてっぺんビニール剥がしをしました。
天気が悪くて寒そうだけど、風がなく作業しやすいから良かったと思っていましたが。
風がないのは良かったのです。(ビニールがはためかないから)
正午前後から晴れだしてくれたのです。
要は、いつもの岡山県北の冬の天気で、朝は霧がたちこめるのが風がないため簡単に晴れず曇りなのかと誤認してしまったのです。よくあります。
嬉しいのだけど、晴れると分かっていたら、家に残してきた犬sが日光浴できるように縁側を解放してきたのに・・・。(暖房して締め切った部屋に置いてきた)
彼らもこうなることが分からず、朝の散歩すら痛烈に拒否してコタツに籠っていたので、窓から漏れる日差しに歯ぎしりしていたことでしょう・・・。

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2023/12/03/ Sun 晴 県北クリスマスの集い

勝北文化センターで行われた、県北クリスマスの集いに行って来ました。
岡山県北のプロテスタント教会有志による音楽コンサートです。今年はピアノ。
ピアニストの小堀英郎さんがいらして、様々なジャンルの曲を披露して下さいました。
また、嬉しいサプライズも。
開演が2時半だったのですが、10分程前に舞台に女の子が現れ、自ら説明した後にピアノを弾き始めたのです。
スクリャービンのピアノソナタ。彼女は、中島結里愛さん。津山市の中学生です。
それで思い出しました、リンクを貼ってある県北のフリーペーパー・アットタウンで彼女についての記事を読んでいました。様々なピアノコンクールで賞を取っている、期待の演奏家です。
今日のコンサートでは讃美歌の伴奏をしてくれましたが、それとは別に開演前に一曲披露して下さったのです!
二人のピアニストの演奏を肌で感じられた嬉しい機会でした。どっぷり生のピアノの音に間近で触れられて幸せでした・・・。ありがとうございました!

2023/12/02 Sat 晴か曇 軽トラ修理完了

秋くらいから、夫が軽トラのギアの一速の入れ辛さがハンパなく、あとなんかヘンな音がするとボヤいていました。
そこで忙しさが薄らいできた先月くらいに修理点検に持って行きましたら。
分解して検査した結果、クラッチ板を交換しなくてはいけないということに。
それから部品を取り寄せてから修理して・・・ようやく今日、軽トラが完全復活できました。
うちの軽トラ、新古車で来て丸9年です。よく頑張ってくれているねと賛辞しかありません。ありがとう。
あと実は、助手席の後方上部からキシミ音がするのが以前から気になっていたので、ついでに聞いてもらったのですが、修理できないでもないけどなんか仕方ない的な、でもグリース塗ってくれて和らいだそうです。狂うほど気になってなかったのでゴメン、でもありがとう。
いつも役立ってくれる機械達よ、本当にありがとう。
なんか今、冷蔵庫(16歳?以上)がアヤしくなっているので余計に痛感します。長生きして~

2023/12/01 Fri 曇ときどき晴 撤去ほぼ終了

この冬初の氷点下入り、なのでズボン(パンツとは呼べない世代…)を冬仕様にしました。
昨日、ハウスの上に登った時、脚が寒いなーと思ったのもあるからですが、ゆるぎなくそんな季節なのですね。
工事エリア上空の邪魔な物(ビニールやネット)の除去が終わり、仮設露地トンネルも退かしました。
ハウスに登っている時に晴れると、こんな時期でも暑さを覚えますが、降りると普通に寒いので、この格好で正解というかもっと冬装備してもいいくらいです。
季節は着実に進んでいて、やり残しが多すぎて焦るばかりです・・・。

2023/11/30 Thu 晴ときどき曇 復活への禊

一部壊れハウス(雪による)の本格修繕が来月とほぼ決定したので、邪魔な物撤去のピッチを上げています。
大物(大きいビニール)は済ませたのですが、私の都合でしばらく進められなかったため、久しぶりのハウス登頂です。
とりあえず、大きくないビニールを2枚剥がしました。
まだ剥がすのがあります。あと、暫定トンネルも外さないといけません。
あと、露地トンネルビニール剥がしも数枚残っていたのを、今日で終わらせることができました。
会計、事務作業も併せて、本年最終月もやる事がたくさんありますが、ガンバロー。

2023/11/28 Wed 曇 女子農業を考える会2023

毎年恒例・我ら農大OGによる自主研究組織、女子農業を考える会の会合が開かれました。
今年は津山で。まずランチ兼ディスカッションです。
会場は、花とら。エキゾチックにお洒落な店内と担々麺と丁寧なランチで人気のお店です。
写真は担々麺ランチ。心地よい濃厚なスープに酔いしれます。食後に飲み物とデザートの杏仁豆腐。
場所を移して喫茶店で更にヒートアップ。
こう書くと空々しいようですが、実際8割はぶどうや農業関係の話に終始していました。
そして正直ちょっと疲れていた私ですが、変わらずまっすぐぶどうに打ち込む同期を見て、頑張ろう♪ という気持ちになれた素晴らしい会でした。
来年は、胸を張れる報告ができるよう精進しようと思います。

2023/11/27 Tue 曇のち小雨 ぶどう農家民話・土郎のはなし

土郎(つちろう)は、ぶどう農家さんの家の茶色の子犬です。
土みたいな色をしているので、土郎といいます。
ぶどう畑に悪さするイノシシを懲らしめようと、農閑期に畑の周りをウロウロしている時に出会いました。
ぶどう農家さんがふと自分の畑に目をやると、丸々太った小型運搬機くらいのイノシシがぶどう樹の根元を掘り返しているではないですか。
怒りに任せて飛び出したぶどう農家さんが次に目撃したのは、イノシシの鼻先のなんでもない土が、突然轟音と共にせり上がる驚きの光景でした。
ぶどう農家さんもビックリしましたが、間近で体験したイノシシの衝撃は計り知れず、跳ね上がると次の瞬間文字通り尻尾を巻いて逃げ出してしまったのです。
取り残されたぶどう農家さん。
落ち着いてからもう一度見つめ直してみると、ぶどう樹の根元には鏡餅くらいの茶色い小山が出来ていました。
もう一度目を擦って見直してみると、濃い茶色の子犬で、それが土郎でした。

助けてくれたお礼にと、土郎を家に連れて帰ったぶどう農家さんですが、さっそく奥さんの反対に合います。
そこで何度も、先ほどの話を繰り返したのです。
土郎はぶどう畑の恩人だと。そして、これからはぶどう畑の守り神になるのだと。
その言葉どおりに、その冬の間、害獣がぶどう農家さんの畑に侵入することはありませんでした。

やがて春が来て草花が目覚め、ぶどう樹も若芽を吹き枝を伸ばして行きました。
ぶどう農家さんも奥さんも樹の世話で大忙し、土郎もこれまでどおり畑の番を請け負ったのですが。
ひとつ問題が発生しました。
土郎の技(わざ)が効かなくなったのです。
土郎は土のような色をした子犬です。土に擬態して、近付いた害獣をいきなり大声とジャンプで驚かすのです。
しかし春になりぶどう畑に雑草が生い茂ると、地表は茶色から緑色に変わり土郎が隠れることが出来なくなってしまったのです。
「ワシがもっと頻繁に草刈りが出来りゃあええんじゃが」
しかしぶどうの世話は非常に手間が掛かります。ぶどう農家さんにこれ以上、草刈りする時間はありません。
役立たずになってしまった土郎。このままでは奥さんに追い出されてしまうかもしれません・・・。
ぶどう農家さんは、自分とぶどう樹と土郎のために、思い切った決断を下しました。

夏の終わりのぶどう畑。ずっしりした数々のぶどう袋がぶら下がり、なんとも甘い香気を漂わせています。
釣られてやってきたのがイノシシです。
以前ここで不可解な怪物に遭遇しましたが、噂では春以降それは出没していないらしい。
待ちに待ったこの季節、いざ狩らん甘いぶどうをと、夜の無人のぶどう畑に飛び込んで目にしたのが。
赤・青・黄、その他たくさんの色がチカチカ瞬きながら時折轟音を放ちつつ、畑の中を右往左往とうごめいている姿でした。
正体不明のそれは、イノシシに気付いたのかこちらに一直線に向かってきます。
一目散に逃げ出すイノシシ。
ここはバケモノぶどう畑だ、もうこんな畑はコリゴリだ。仲間にも教えてやらないと。
それから何年も、ぶどう農家さんのぶどう畑が害獣の被害に遭うことはありませんでした。

もちろんバケモノの正体は、土郎です。
正確には、土郎と、ぶどう農家さんが思い切って購入したロボット草刈機のタッグです。
ロボット草刈機とは24時間、完全自動運転でぶどう畑中を練り歩き草刈りしてくるみかん箱くらいのマシーンです。
土郎はロボット草刈機に乗って、ついでにクリスマスのイルミネーションを体に巻き付けて、遠吠えを上げながら夜中威嚇していたのです。
大手柄の土郎を、もちろんぶどう農家の奥さんが追い出すわけがありません。
でも本当は、土郎が何もできなくても奥さんは追い出すつもりなんかありませんでした。
真面目で働き者で素直な土郎を、奥さんもすぐ大好きになっていたのです。
今でも春から秋にかけて、土郎はロボット草刈機に乗ってぶどう畑を巡回しています。
ロボット草刈機のお陰で、ぶどう農家さんも草刈りをしなくて済むようになりました。そして畑はいつも雑草が少なくキレイです。
ありがとう、ロボット草刈機! 実は高価な買物だったので奥さんは時々渋い顔になりますが、お洒落して得意げに乗りこなす土郎を見ると頬が緩んでしまうのでした。

※そんなロボット草刈り機、うちにはまだありません。欲しい!