2020/01/27 Mon 雨 ぶどう農家民話・海を見たかったカラス(長い)

「・・・僕は北に進めば良いと話したんだけどね、どうやら日の出に誘われて東へ向かってしまったらしいんだ。その宍粟のカラスは海を見たと興奮していたけれど、よくよく尋ねると、なんと琵琶湖だったんだよ!」
 そして、旅ガラスはくちばしを思いっきり開けて大笑いしました。
 津山のカラスは海も想像できない上、聞いたこともない琵琶湖という言葉に戸惑いながらも、旅ガラスの見識の広さに嘆息するばかりでした。
 JAの屋上に2羽のカラスが停まって話し込んでいます。
 片方が旅ガラス、もう片方が、地元津山の若いカラスでした。
「キミはステキだなぁ。僕も海というのを見てみたいよ」
「簡単だよ、ここから北か南に向かって飛んで行けばいいんだ。2、3日程度で辿り着けるよ」
 それから旅ガラスは、ビーチで出会える色白で豊満なウミネコの女の子達や、食べ放題の潮干狩り体験をひとしきり話して聞かせました。
 そんなわけで、津山のカラスの頭の中は、海のことでいっぱいになってしまったのです。
「僕の新婚旅行は、海にしようかと思うんだ」
 そう決断した彼を旅ガラスは快活に支持し、旅のプランを練っていたところで、未来の花嫁のクロミさんが舞い降りて来ました。
「知らない土地を3日も飛び続けるなんて、無理よ」
との懸念に旅ガラスは、この季節なら要所要所で土地の食べ物にありつけるだろう。それも旅の醍醐味だから、楽しんで飛べるはずだと太鼓判を押しました。
「正確に海に辿り着けるのかしら」
 南の海へ行くのであれば、吉井川を辿っていけばいい。川は必ず海へ辿り着く。
「それで、私達は戻って来られるの?」
 この質問に、旅ガラスは首をかしげ、こだまのように応えていた返答を途切らせてしまいました。
 どうなんだよ、と津山のカラスがせっついてようやく放った言葉が。
「戻る、って、意味が分からない」
 旅から旅へ渡り継ぐ旅ガラスにとって『戻る』という行動は、そもそもが発想からして存在しないのです。
「川が海につながっているのはいいとして。海から津山に戻ってくるのに、全く川が分岐せずに辿れるわけではないでしょう? どうやって正しい道を選べばいいの?」
「行きすがら、分かれ道にパンを落としておこうか」
「アナタ、それではスズメに食べられてしまうわ」
 根を上げたのか旅ガラスは黙ったまま加勢してくれません。
 それでも、どうしても海を見たい津山のカラス。黒い顔を心持ち赤らめて、地面を睨んでいます。
 可哀想になった花嫁カラスは、ふとJAの駐車場を見下ろして名案を思い付いたのです。

 二人は無事、瀬戸内海に新婚旅行に行ってきました。
 新鮮な牡蠣の美味しかったこと! 花嫁は友人へのバラマキ土産として、ピンク色したサクラ貝をたくさん見つけてきました。
 たまたま、今年のぶどう部会の親善旅行が瀬戸内海だったのです。
 二人は3日間絶えず飛ぶことなく、団体旅行のバスの屋根にたった半日停まるだけ、しっかりものの花嫁カラスが注意していたので復路も乗りそびれることなく無事帰還することができました。
 津山カラスは念願かなって対面できた海に感動し、戻ってからも一ヶ月はそのことばかり話していました。
 だけど興奮も冷めたのか、最近はどこから仕入れたのか『ハワイ』への思いを募らせているそうです。
 そういえば先日、JAの駐車場にハワイ旅行のチラシが落ちていましたが・・・。 


にほんブログ村 花・園芸ブログ 果樹・野菜農家へ
にほんブログ村

2020/01/26 Sun 晴 レモン日和

夫が風邪のようなので、明日から雨天前の快晴日和ですが、野良に出ず必死で看病しました。
少し嘘。夫を寝かしつけてから、レモンピール作りをしていました。
夫の母がくれた、庭に植えている貴重な無農薬レモンです。
レモンはなにをしても美味しい♪ レモン加工にハズレはありません。
中身はジャムにしています。皮は先日からレモンピールへと加工作業を進めていて、今日はその最終工程。
シロップで煮た皮をオーブンで焼き乾かしてからグラニュー糖をまぶします。
半分は手順通りグラニュー糖をまぶしましたが、半分は甘すぎるので、せずに終了。どちらも美味しいです。
ピールもジャムも美味しいけど、加熱すると大事なビタミンCが死んじゃうだよね・・・。
一体なんのために加工しているのか・・・。美味しいからいいか・・・。

2020/01/25 Sat 曇 ゴーグルの前に

目を守るため、作業中にゴーグルをしました。
ゴーグルと言っても、スキーで使うような立派なのではなく、側面付きのプラスチック眼鏡にゴムバンドが付いただけのシンプルな作業用眼鏡です。
装着してしばらくして、左レンズの上部内側に小さい遺物が混入しているのに気付きました。
枯葉かとも思ったのですが、動いたので、カメムシ類の虫だろうと検討付け。
次に作業のキリが付いたら出そうと思いながら、そのままにしていると。
いきなり、上部内側でモゾっていたソレが、ゴーグルの内側でぽとりと下面に落下。
落下する瞬間、その形状を視界が捕らえ正体が判明しました。毛虫です。3センチもない黒い毛虫。
慌ててゴーグルを外し、振って、多分落とす。
暖冬のせいか、ビニール倉庫の中で越冬を試みる小さい毛虫がよくいるのです。それが紛れてました。
ゴーグル装着の前は、異物混入のチェックをしなければと痛感しました。

2020/01/24 Fri 曇 ヒメオドリコソウの花が咲いたよ

ヒメオドリコソウの群生の中に、幾つか開花しているのが目に止まりました。
まだ1月だよ・・・。
でも、今日の日中の気温も12℃とポカポカ陽気。
例年通り2月からぶどうの剪定を開始する予定ですが、切りながら樹に水が回っちゃったらどうしよう。
と夫に訴えると、さすがにないでしょと返されたけど、即効で終わらせたいねという話にはなりました。
とにかく暖冬です。

2020/01/23 Thu 雨のち曇 極上

津山に越してきた当初、美味しいパン屋さんはないかと検索したら「イケパン」がHIT。
津山で美味しいパン屋さんと来たら「イケパン」。というデータが。
近かったので夕方に行ったのが、美味しいパン屋さんというものは夕方に行くとほぼ残っていないんだと身をもって知った初めての経験だったのです。
その後、早い時間に行く機会がなくズルズルする内に、ふと見ると空き店舗になっていました。
時は流れ、夏に、そんな「イケパン」が実は閉店しておらず、移転しただけだと知った時の喜びよ!
そしてようやく今日、新装イケパンに辿り着いたのです。

時間が良く、目当ての惣菜パンが豊富にありましたので見繕って。あとチーズケーキも。
帰宅してちょっと温めていただきました。
美味しい・・・。全体的に美味しいけど、パン生地の部分が純粋に美味しい♪
美味しいものを分かっている人が作った美味しいと安心して食べられるパンだと痛感。まるごと、旨い(ノ≧ڡ≦)
その上で、今度はパン生地を純粋に味わい尽くしたい、食パンを存分に食べたいな~。
チーズケーキもデリシャス美味しくて、甘すぎず、チーズの濃厚さで打ち負かしてくれるのが嬉しい。
とりわけ、外側のシャリシャリしている所(何か不明、焦げ?)が極上で、ここだけ集団で食べたいとの思いから
「シャリシャリしてるところ、特に美味しい」
とおねだりを込めて言ったら、夫が自分も、と応えたので望みは絶えました。
次は、食パンとまたチーズケーキを買いたいです。

2020/01/22 Wed 曇のち雨 暖冬でも寒い

世で言われている通り、怖いくらいの暖冬です。
急用で年末に帰省した時も関東が暖かくて、こんなんだったっけとうろたえました。
年始に大阪で知人が言った、『気味が悪いくらいの暖冬』という言葉が折に触れ蘇ります。
実は、先日まで車のタイヤ交換もしていなかったのですが、早朝に外出する用事があり不安だったので、数日前ようやくスタッドレスに穿き替えたくらい。
だけど自宅は底冷えがします。日中は外より寒い。多分、自然の土壁に背後から迫られているからかも。(でも夏は涼しくない…)
帰宅してファンヒーターのスイッチを入れると、待ち構えていた兄犬がいそいそと寄ってきます。
一応、留守中はコタツの中に湯たんぽを入れているし、そもそも天然の毛皮を纏っているから多少は大丈夫なんじゃないの?
齢10年、まもなく11歳になる彼ですが、ここ最近ようやくストーブに密着することなく温風を甘受することができるようになりました。
夜は彼自身が湯たんぽになってくれて快適☆(妹犬は小さいので今一つ)
夫婦で取り合いになっています。いつもの冬の風物詩です。

2020/01/21 Tue 曇 トンビと小母さん

露地の畑でトボトボ作業していたら、大きめの影が地面をよぎったので見上げると、割と近めな上空にトンビ。
トンビが、私の真上を旋回しています。
止まって眺めていると、しばらく旋回を続けた後、ゆっくり上に上がりながら遠のいて行ってしまいました。
多分、丁度良い上昇気流があっただけなのだろうけど、狙われた小動物の気持ちが少し分かったような気がします・・・。