2025/11/13 Thu 曇 あなたの想い出

知人の若い子が遠方に一人で行って帰ってきたのですが、到着時刻が遅くなってしまったのでご両親が途中まで迎えに来られたのだと、昨日話してくれました。
ちょっと遠めの駅にかな、と思ったら、えっ! と(私が)驚くくらい遠くまで来てくれたそうです。
それを聞いて、私も似たようなことがあったなと思い出しました。
私の方はもうちょっと年取っていた20年前くらい、都心で飲んで帰って寝て電車を乗り過ごしてしまって(都下住みアルアル)、おまけに色々入ったバッグを車内に置き忘れてしまった状態で、当時の自宅から車で1時間半ほど離れた駅に夜中ポツン状態になってしまったのです。
絶体絶命です。さすがにここまで手も足も出ない状態になったことはありませんでした。
当時の自宅は、生涯独身を覚悟して、終の棲家にと実家から車で10分圏内に購入した中古マンション。実家が近い。
実家に電話してしまいました・・・(携帯はしっかり握りしめていた)。
両親がはるばる迎えに来てくれました・・・。父が運転して、助手席に母が居て。
当時、私は30半ば。おまけに途中でゲロ吐いた(さすがに車外)。思い返すも、無様なヒドい話です。
そんな昨日は、父の一周忌でした。
帰省しようか母に相談したのですが、私と母はクリスチャン、父は無神論者なので葬式も宗教ナシでした。ここで仏教的な一周忌をするのもどうよということで、昨日私は草刈りしながら鳥を眺めて、知人の若い子の話を聞いていたのです。
ご両親が遠路はるばる迎えに来てくれたこと、この子もいつの日か切なく想い返したりするのだろうと思いつつ。

※昨日は母と姉がお墓参りに行ってくれたそうです。私は帰省した時に行くということで。20年前の失くしたバッグは、落とし物として届けられていて中身も無事に戻って来ました。なんか色々、ありがとうございます。
世界へただ感謝しかありません