2018/06/23 Sat 雨のち曇 神様のくれた種

私が子供の時、漫画雑誌『りぼん』に連載されていた漫画で『空くんの手紙』というのがありました。
“くまプー”的ファンタジーで、空くん(少年)とうさぎ、ゴジラが森の一軒家に同居している話です。
ある日彼らに、神様から一粒の種の同封された手紙が届き、「仲良く育てなさい」とありました。
舞い上がった空くんは、当初は楽しく育てるのですが、やがて生育手法を巡り一人ギスギスしだし、家庭は殺伐としたものに変わります。
やがて咲いた待望の花は、そんな環境を踏まえた非常に醜い色でした、という結論。
ぶどう作業中、夫と衝突すると、この話をよく思い出します。
趣味で育てている空くんの一粒の種と、生活のための我々の7反の畑は目的から違うのですが、それでも、「今、空くんになってない?」と焦ることがあります。
どうせするなら、楽しく仕事したいと反省。
子供向け漫画に教えられる四十代。人生ってそんなものかも。
空くんはその後、激しく後悔し仲間に謝罪。仲間も快く許し、メデタシで終わります。よかった。