2024/01/21 Sun 晴 『杜子春』の元話は転生モノでした

先日図書館に行った時、津山市の生涯学習講座で芥川の『杜子春』を扱う回の募集チラシを見ました。
講座はこれまでも2~3ヶ月に一度のスパンであり、そこそこ興味惹かれつつも雑事に追われて逃していたのですが、芥川もからむとなると昔の文学少女としては見過ごせません。
行って来ました。『杜子春』と元になった中国古典『杜子春伝』の比較がテーマ(あと能の『邯鄲』も扱う)です。
内容はWEBでググれば分かるのですが、講師の先生の歯に衣着せぬ語りで楽しく学ぶことができました。
と言うか、立ち位置“コンパクトにまとめたちょっとイイ話”な『杜子春』の元話が実は“妻を見殺しにしたクソ野郎ですが転生したら物言えぬ美少女で求婚されました”という転生モノだったというのは驚きでした。
元話の現代語訳を探しましたが今のところ正式なのは見つかりません。要約は見つけましてコレ。私は元話の方が好きだな~
講師の先生の主に中国なグローバル話(雑談?)も面白く、こっち主題でもじっくりお聞きしたい。楽しい講座でした。
※『杜子春』は青空文庫でお手軽に読めます→コレ