ジベ漬けが始まる時、夫が今年のジベ液には専用の着色剤を入れたいと言い出しました。
これまで10シーズン、ジベってきましたが、一度たりとも使ったことはありません。いつもの気まぐれです。
仕方ないので最初に作る液に着色剤を投入したのですが、ものすごい赤い液体に変貌してしまいました。
好意的であろうとするのですが、手やシャツや作業エプロンのあちこちに跳ねで赤い染みができたのを機に、一気に否定派に。
夫に悪態を付いて観念させたのが数日前のことです。
しかし真っ赤な液体と過ごす日々を振り返り、意外なメリットに目覚めました。
ジベ液は、ぶどうの品種によって配合が異なるので、毎回取り違えがないか細心の注意を払っています。
今回、赤いジベ液に関しては該当品種を間違えることがあり得ず分かりやすかったので、それは良かったなぁと考えを改めたのです。
もう少し薄い赤なら使ってみようかなと言うと、何故に嬉しそうな夫。
そこで、軽く一振りの着色剤を投入して作ってみたのですが、ほんの少しなハズなのにものすごい赤い液体が仕上がってしまいました。本当に薄くでいいのですが・・・。