2016/06/30 Thu 曇 ブイブイがしつこいこと

雨が上がり、穏やかな日々がやってきそうです。風も快適で、ぶどう棚の下で犬sは気持ちよさそうにうたた寝していました。
ブイブイ(コガネムシ)に悩まされた今シーズンでしたが、黒土畑ではまだ活躍中です。夫が定期的に殺戮している。
先日、農大の先生に質問した時、「今年はコガネムシ多いよね」とおっしゃられていて、うちは去年も多かったよと思ったものですが、今にして思えばその通りで、去年よりさらに多いような気がします。
K1ハウスでも、去年はほとんどブイブイやその被害を受けた葉を見なかったのですが、今年はよく見かけます。
ブイブイ予防のためには、地中の幼虫を増やさないことが挙げられますが、そもそも余所から飛来するブイブイに関してはその手法は意味がないので、実質手段がないということになってしまいます。
夫は、黒土畑の棚の上側いちめんに、目の細かい網を敷き詰めようか検討していますが、大変そう・・・。
ヤツら、葉だけでなく(苗のですが)茎まで食べるそうです。新梢を自動摘心されたと、今日も夫は憤慨しています。

2016/06/29 Wed 雨 視察研修

今日の農大は、講義でも実習でもなく、視察研修でした。
一日、校外学習に繰り出すのです。
果樹コースが訪れたのは、下記の場所になります。いずれも、たいへん勉強になりました。
 ① 桃農家Iさんの圃場
 ② 赤磐市の農産物直売所
 ③ JA岡山東共同選果場(桃エリア)
 ④ ブドウ農家Nさんの圃場

<所感>
①:うちはぶどうなので関係ないのですが、園主Iさんのお話を伺っているとムラムラと桃への興味が湧いてきました。
剪定方法が色々あって、工夫しがいがあるのだそうです。楽しそうに語られていて、桃への熱い気持ちが伝わってきました。
桃への未練を断ち切れない夫が遊びで植えているうちの桃の樹、少し本気で作ってみてもいいかも・・・協力してあげようかと思い立ちました。

③:近代化がすさまじく、まさに“スーパー桃タウン”なファクトリーでした。
桃カップに納まると、あとはベルトコンベアーに導かれ、工場を縦横無尽に駆け回り連れまわされる桃。
要所要所では作業員が的確な判断による処置を下し、赤外線の執拗な視線が糖度と表面積を露わにする・・・みたいな感じ。
機械系職業に十余年従事していた間に、色んな自動化工場を拝見することもあったのですが、こちらもなかなかの規模でした。興奮した、まさに『スーパー桃王国』だった!

④:マスカット・オブ・アレキサンドリアの圃場でした。よって、ハウスです。
歴史あるアレキ、しかもこの地域のアレキは高級品として名高いものです。その背景と、今後の課題などお伺いできました。
冬季の早い時期から加温するため、重油の消費を少しでも抑えるための工夫もお話ししていただき、いつかは参考にさせていただきたい!
ハウスが主の地域ならではの、ハウス栽培の工夫も語って下さり、さすがすごく研究されているなぁと感嘆させていただくばかりです。
この地域のハウスは、基本手作りだそうです。地域の組合に協力してもらって、集まって作られるそうです。
Nさんのハウス群もみんな手作りで、先代のハウスを倒してこのハウスを自分向けにカスタマイズして作った、と話されている様はカッコ良かった!
いいなぁ、うちも手作りしようかなぁ。地域で作るので、新しい農業者には作り方が勉強になり伝承となるのだそうです。ステキですね♪
アレキ、目っ茶おいしい!

2016/06/28 Tue 曇 有機農業論③

午前中は農大で講義。有機農業論の3回目です。
1回目、2回目とそれぞれ先生が違うので、かぶる話も多いのですが、それぞれアプローチが異なるのでそんなに気になりません。
それより、私の受け止め方が悪いのかもしれませんが、どの先生も手放しで有機を勧めていない印象を受けてしまうのが気になります。
今日もビンビンそれを感じました。
どの先生も、『有機農業を実践するのはすごく難しい』おっしゃられていて、その通り。でも「だから勧めない」とはおっしゃいません。これくらいはいつも通り。
今日の先生の最後のテーマは、「有機農業だと化学肥料より美味しくなるのか」だったのですが、結論は「そんなことはない」でした。
もちろん、「だから有機を勧めない」とおっしゃってはいないのですが、何故ここまでデメリットばかり連発するのだろう・・・。

ところで、豚糞堆肥中に銅が高濃度で含まれている、という表があって、鶏や牛はそんなことないので、10円玉でも隠れて食べているのかと思ったら、病気の予防の薬に銅が含まれているからだそうです。
午後は、色付を良くするため、安芸クィーンの環状剥皮をしました。
安芸クィーンの環状剥皮

2016/06/27 Mon 晴のち雨 じゃがいも回収

夕方から雨の予報でしたが、天気予報はアテにならないので早くから降るかもしれないので、まず午前中に畑仕事を済ませました。
草刈と、家庭菜園の作業がたまっています。
炎天下の下、夫はえんえんと黒土畑の草刈をしていました。
私はようやく、雑草に埋もれたじゃがいも掘り。
カラッと晴れた日にやりたかったけど、仕方ないので、湿った土を掻き分け掘り返しました。
時期が遅れたので、ちょっと大玉になってしまいましたが、これ以上遅くならなくて良かった~。
今年はあまり植えなかったので、段ボール1箱+αくらいの収穫です。
昔ほど、じゃがいもを食べなくなったので、多分これで年内持ちます。

2016/06/26 Sun 晴ときどき雨 ゲリラ豪雨がやってきた

これまでの天気が嘘のように、カラッと晴れた午前中でした。
気候の激変もあってか、体調が悪くなったので、黒土畑の作業場で昼食を取った後しばらく私は横になっていました。
その間、炎天下の中、夫はせっせと苗の誘引。頭が上がりません。
大分体が戻ったので、K1ハウスに戻る前に、家庭菜園のきぬさやを収穫しようと外に出るとまもなく、雨がポツポツ落ちてきました。
そういえば、あっちの雲がえらく暗いな・・・と思う間もなく嵩を増す雨。
急いで夫と10キロも離れていないK1ハウスにたどり着いた頃には、どしゃぶりに変わっていました。
急いだ理由は、ハウスの屋根を開けてきてしまったのです。久々の晴れに喜んで。天気予報も大丈夫そうだったから。
ゲリラ豪雨はその後2時間ほど降り続き今は上がっていますが、しばらく天気は信用できません。
幸いぶどうはさほど濡れませんでしたが、きぬさやは3つしか収穫できなかった・・・。

2016/06/25 Sat 曇 ブイブイその後

ようやく雨のない日(少しパラついたけど)。
家庭菜園に耕運機かけたかったんだけど、その前に草刈しないとどー仕様もない状態だったのでやったら時間なくなっちゃったよ・・・。

黒土畑によく出るブイブイ(コガネムシ)ですが、K1ハウスにもちょっとは出ます。
房に花が咲く前の花穂状態の時、ブイブイが花穂にぶら下がっていて、その辺りで花が途切れていたことから、「ヤツらは葉だけでなく花も食べる!」と焦った私。
黒土畑は2年目苗で実を成らせないため、今年は葉だけの被害で済んでいますが、来年花を付けたらどうなることか! 花穂、全滅か!
先日、ブイブイ対策を農大の先生に伺ったら、奴らは基本、葉しか食べないそうなので、その点は大丈夫だそうです。
私が目撃した花への被害は、たまたまだったのでしょう。ちょっと安心。
ブイブイ対策、NETで検索したら、洗剤を入れたペットボトルに手動で落とし込む作戦が有望そうでした。
そして農大でも、その作戦と、『圃場の外側の枝に関しては副梢を多めに残す』という対策をされるそうです。
外側の枝の被害が大きいので、食べられても大丈夫なように、あらかじめ葉を多く残しておくのです。対策だけど、なんか気持ち降伏してないか・・・? でも、うちも来年それやろう。
ここ数日のブイブイは、私でも余裕で捕まえられるくらいモタモタしています。
もう終わりなんじゃない、と夫は言います。終わって、そして来年は来ないでと切に願います。
あと、ひまわりって8月に咲くんじゃないんだ

2016/06/24 Fri 曇のち雨 生理障害について

ぶどう部会の講習会があって普及センターの先生もいらしたので、ついでに気になることを訊いてみました。
瀬戸の房作りをしていて、たまに「これ、縮果?」という粒があったのです。
縮果は、病気ではなく生理障害。硬核期にぶどうに衝撃を与えると、粒に茶色のシミが出てしまう現象です。
でも、縮果の出る硬核期はまだ1週間先。しかも、最近は天候が悪いので、成長のスピードは遅いと思っていたので、ほんの少しだしきっと気のせいだとスルーして切って捨てて、見なかったことにしようかとすら思っていました。
多分、縮果じゃないかって。縮果の出始めじゃないかって。
えーでも、予定では1週間先なんですよと主張すると、でも多分そうじゃないかって。
あと、瀬戸は出始めが早い傾向があるそうです。
暦で成長を管理していましたが、ぶどう側からのサインで判断するのが言われてみれば本当は自然なので、了解。
少し早いけど、ぶどうに衝撃を与える枝整理はもう終わりにすることにしました。
また、梅雨が明けて始めに急にカラっと晴れた日は、樹がびっくりしてしまうので、朝から水を撒いてあげないといけません。
次回の枝整理は、硬核期の終わる2週間後。果粒軟化期です。

2016/06/23 Thu 晴 もうひとふんばり(多分)

瀬戸の粒間引き、あと少し。
もう一気に終わらせて、いい加減、家庭菜園を私はやりたい。そして、夫は露地の草刈をやりたい。
なので、忙しくなってからは夫が早朝に出勤+家事を済ませた私が追いかけるスタイルでしたが、家事は最小限に省略+前夜対処として、ここんところ、早朝から二人一緒に出勤しています。
忙しいので、キュウリは丸のままポリポリいただくスタイルが定着してしまいました。夏のチャイナみたい♪
私、粒間引きが結構早くなりました。時間を測っているのでホント。数こなした分、成長したようです。
来年、露地で少し収穫が期待できる予定ですが、多くなった樹に対応できるような気が、今ならします☆
午後、疲れてペースが落ちてきたので、ハウス内の土の上にごろりして仮眠してしまいました。
先日ぶどう先輩がマダニにやられたばかりなので、いけないと知りつつも誘惑に勝てず・・・。
黒土畑も帰りに寄ったら、雑草がえらくはびこっておりました。草刈したい。
雑草に埋もれてご機嫌の兄犬

2016/06/22 Wed 雨 憧れの前掛け

サイドレスハウスだけど、雨の中の作業は気が重いです。あと、家庭菜園に出るにしても雨は辛い。早く梅雨終わって。
雨と、最近農大が忙しかったため、3着ある春夏用割烹着がすべて洗濯中に。
割烹着の利点は2つあります。腕の日よけとポケット。
日よけは、今日は雨だからいらないとしても、ポケットは必需です。
そこで思い出したのが、一昨日、農大の実習でいただいた“前掛け”。
実習の控室で全員に配られた時、私の隣に居た若い女の子が「えっ、くれるんだ♪」と呟いたので、「初めにお支払した授業料(実費のみですが)から出ているんだよ」と教えてあげる。
でも、あっちのほうでも小父さんが「くれるんですか♪」と先生に問いて、「皆さんのお金から出ているんですよ」と優しく諭されていました。
岡山は、純朴な人が多いと実感しました。

そんな“前掛け”をして作業していると、夫の食い付きが異常に良いのです。
い~な~い~な~、と。この前掛けが欲しくてたまらない様子。
確かに、すっごい便利。割烹着よりたくさん物が入ります。大きさも調整可能。
次回の農大の時に、どこで購入したか訊いてきてあげることにしました。
ちなみに腕カバーは最近購入したもので、篤農家Kさんの奥様が教えてくれた『使いやすく持ちも良い日よけグッズ』。
試しにと買ってみたのですが、想像以上に使いやすい♪ 
生地がしっかりしていて、腕部の長さもあり、指部が露出しているミトン調なのです。
お値段も、350円程と非常にお手頃です。JAのお店で売っていました。

2016/06/21 Tue 曇のち雨 有機農業論②

午前は農大で授業。日頃、有機農業の啓蒙等を行われている部署の先生がいらして講義。
前回に引き続き、有機の基本的内容と、有機JAS、おかやま有機についてと、目立って目新しい内容ではなかったのですが、先生のお話し方がお上手で、引き込まれました。
私も夫も、有機でやろうというほどの意気込みはありません。ぶどうでは、非常に非常に、難しいです。
でも、減農薬という視点は、将来的には持ちたいです。まぁそれくらい。
しかし授業を聞いていたら、家庭菜園くらいは有機っぽくやりたいかな、と真剣に考えてしまいました。
先生の口車に乗せられたのもありますが、私は(にわか)エコ主婦が一度は通る自然派洗剤家庭の実践者。
洗剤+食器洗いはミヨシ、洗髪は石鹸+酢、掃除は重曹+苛性ソーダ+セスキ炭酸ソーダ。
『有機って、自然に良い』と実感すると、多少のことには目をつぶりたくなります。やってみようか☆
細かいデータを提示して下さって、非常に興味深かった半面、どうせなら更に掘り下げてほしい気持ちにもなりました。
『おかやま有機』を国に先じてまっさきに提唱した割に、現在の有機認定事業者数が県別で必ずしも高いレベルでないのは何故か、気になってたまりませんでした。
今日は、往路は夫の車、復路は私ので通勤していただきました

2016/06/20 Mon 曇のち雨 果樹各論③+実習

農大でした。午前の果樹各論では、圃場で現在のぶどうや桃を確認。
3日前、ぶどう部会の研修で見たばかりなのですが、明らかに大きくなっている・・・。成長、目っ茶早い。
曇天なので暑さはさほどでないと期待したものの、外に居ると不快な汗が自然と湧いてくるのが辛い。
そんな中の、実習。粒間引きをして、摘房して、副梢処理して、袋かけまで行いました。
うちの作業は、現在瀬戸のクライマックスなので、作業ついでに詳細を確認させていただきました。
ピオーネの資料はたくさんありますが、瀬戸はあまり手に入らないので、気軽に質問できる環境は、本当に有難いです。
夜は、果樹コースの親睦会で岡山市内に出ていて今戻ってきたので、ちょっと眠い。明日の午前も授業があります。

2016/06/19 Sun 雨 黒とう病に振り回される

瀬戸の粒間引きをしていて、黒とう病にやられてしまったぶどうを2房発見。
この後、篤農家Kさんに 「まさか!」 と驚かれるが、すぐ「雨に当たった?」と思い当たられ頷くハメに。
ハウスで一部、雨が入るところがありまして、そこんところで病気にやられちゃいました。
まだ被害は数粒だけだったのですが、房の多いエリアでもあったので、房ごと除去し、ハウス外に追放しました。
念のため、周囲をくまなく点検しましたが、その他の被害はなさそうなので、そのまま作業を続けていったのですが・・・。

一旦、病気を発見すると、他のちょっとした症状が全てソレに見えてしまいます。
離れたエリアの房の粒に、黒とう病ほどではないけれど、イレギュラーな黒い染みをいくつか見つけて、手を止めて考え込む。
夫を呼びつけ、「違うんじゃない」と意見されるも、数個先の房で同様のものを発見すると、気が気でなくスマホで検索。
写真を幾枚か取り、誰かに訊きに行こうか悩むと隣の畑にAさんが居たので相談。Aさんが「あっちにKさんいたよ」と教えてくれたので移動。

というわけで、篤農家Kさんに伺って、冒頭のやり取りがあってから、小さい染みがいくつか付いている粒の写真をお見せして
「これ、黒とう病じゃないよ」
と教えていただく。
キャップ(花カス)でついた傷か、もしくはフルメット使用時に気泡の影響でできた染み(のようなもの)じゃないだろうかって。
いずれにせよ、大きくなるにつれ、目立たなくなるそうです。良かった~
一瞬、全て黒とう病にヤラレテしまった・・・と想像して、背筋がゾッとしました。夫は、「だから違うって言ったのに」と呆れてましたが。

2016/06/18 Sat 晴 汗と体重

今日、めっちゃ暑かったです。30°超えたって。
超えてもいいんだけど、晴れで直射日光がキツい。30°超えでも曇ってたらちょっと許すのに。
というわけで、朝から駆け回って全身ぐっしょり。着替えを用意しておけば良かった。
私は午後からぶどうの樹の下での作業だったので多少は救われたのですが、夫はずっと炎天下だったので、帰宅してバタンキューです。でも私も眠い。
汗をたくさんかくと、人は一瞬痩せます。
かつて都会の会社員していた頃の夫も言っていた、「ジムに行った直後は数キロ痩せる(でもすぐ戻る)」
(でもすぐ戻る)の部分を忘れてしまっていました。
先日の汗ぐっしょりになった日、お風呂に入る前、久しぶりに体重計に乗ってみると2キロも痩せていたので、大歓喜☆
やっぱり体動かすと、報われるんだ・・・。
案の定、翌日嬉々としてまた乗ると、いつもの体重に戻ってしまっていました。
今日は、1キロ弱痩せていた。この数値を思い出に、当分体重計には乗らないことにします。

2016/06/17 Fri 晴 岡山市の卸売市場を見学

ブドウ部会の研修で、岡山市の卸売市場+農業試験場の見学に行ってまいりました。
卸売市場なので、朝が早い。ので、勝央を出たのは朝の3時(団体バスで向かう)。ちなみに、自宅を出たのは2時半でした。
5時半に到着して、さっそく市場を見学させていただきました。
私、こういう所を拝見するの、初めて~。生々しい競りのやり取りにドキドキだ☆ TVのようだ!
青果市場なので、果物たくさんはもちろん、野菜も続々出回っていました!
その後、別室で概況をお聞きしたり質問タイムを経た後、農業試験場へ。
農業試験場は、私がいつも行ってる農大とほぼ同じ敷地です。
こちらの圃場を見学させていただいて、概況+質問タイム。正午過ぎに勝央に戻って、解散となりました。
多忙な時期だし、朝早くて大変でしたが、色々お話をお伺いできて良かったです。勉強になりました。

2016/06/16 Thu 曇のち雨 防鳥ネットで怖いものナシ

去年、K1ハウスにカラスの軍団が侵入して、安芸クィーンを食い荒らす(少し)という事件がありました。
急きょ防鳥ネットを張って被害を食い止めたのですが、今年は事前に対策しておこうということに。
1ヶ月前、6つあるハウスの側面の内、1面だけ対処したところで忙しくなりそのままになっていたのですが、昨日の午前中に2面を張って片側全面が終了しました。
今日は雨は午後からと思っていたので、午前中でもう3面張って完了するぞーと張り切っていたものの、8時頃から雨となったため延期。
でも、この作業が終わったら、今度はタヌキ(等)対策もしたいと夢膨らませています。

2016/06/15 Wed 晴 恐るべきカラスたち

早朝、夫が黒土畑の第3畑に行ったところ、10羽ほどのカラスが慌ただしく飛び立ったのを確認したそうです。
カラスにやられたのは・・・ジューンベリー。
これは、覚悟していました。先日ブイブイに少し齧られていたものの大体は大丈夫だったので楽しみにしていたのだけど。
小鳥さんに啄まれる可能性は考慮すべきだったのですが、よもや、カラス。カラス。カラスとは。
そして、何故かまだ小さいなすびに穴を開けられてしまいました。
何故なすび? 夫が推察するに、「これも食べられるかなー」と好奇心半分でいじってしまったのではと。ひどい。ひどすぎる!
夕方、夫は桃の樹に、私はブラックベリーに網を被せました。

帰り道、セルフのGSに寄ると、店員の小父さんに「つくばナンバー、珍しいね」と声を掛けられました。
話していると、立川あたりに住んでいたことがあるとのこと。
これはもしやと思って、わが町瑞穂をご存知か訊いてみました。
東京都の瑞穂町を知っている人は、相当の強者です。都民ですら知らない方が多い。(地理好きの夫も知らなかった)
新潟・愛知・近畿・千葉を渡り歩いて、都外で瑞穂を既知であった人に遭遇したのは10年に1度くらいの割合。
果たして小父さんは、「瑞穂町で働いていた」とおっしゃいましたよ! スゴい!
その会社も瞬時に判明しました。小父さんの働いていた時期は30年ほど前とのことで、瑞穂観は現在のものと違っていましたが、日本各地に広がりつつあるわが町瑞穂の名声に心豊かになった夜でした。

2016/06/14 Tue 晴 有機農業論①

午前の農大の講義は、有機農業についてのものでした。
ぶどうで有機は難しいですが、できる限り減農薬にしたいし、いずれにせよ家庭菜園には使えます。
あと、アイガモ農法とか、コンパニオンプランツとか、心くすぐるものがあるのです☆
ハーブはバリバリ使っていきたいのだけど、今のところ雑草が強すぎて負けていますが、頑張る!
有機JAS認定の条件を聞いていて、アブラムシに牛乳はオッケーなのかなーと質問してみたら、条件にないのはすべからく×なのだそうです。
アブラムシに牛乳。効くという人もいますが(知人のお義父さんはヒット)、私はダメでした。無駄にインゲンが牛乳臭くなった。
そうですか。有機ではないですか。

果樹とはちょっと密接でない有機の授業なので、果樹コースの出席者は少ないのかと思ったら、皆さんしっかり出席してらっしゃいました。偉い。
近隣の奥様もいつも通り出席されていて、うちの畑よりちょっとシーズンが遅く、そちらは今ピークだそうです。
ご自分で、カッパ着て防除されていると聞いて、いつも素敵な装いの奥様なのですっかり仰天してしまいました。
私と違って、一人で(時々手伝いもお願いするそうですが)切り盛りされてらっしゃるそうで、そんな多忙の中、『決めた事だから』とちゃんと農大を大事にされている。
偉いなぁと感服してしまいました。
私って、所詮夫がいないとダメだよね・・・。
午後もハウスで作業していましたが、夕方、疲れて休んでいたら夫に、「帰って夕飯の支度しててよ」と気を遣ってもらいました。
やりたいことは一杯あるんだけど・・・もうちょっと頑張れるようにならないとなぁ。
ダンゴ虫と化した瀬戸の房。この後、切り落としました。ゴメンね…

2016/06/13 Mon 曇 落ち着いたので葉を垂れ下がらせる

ここ数週間、怒涛のように過ぎていきました。
一週間があっという間で、昨日おととい『真田丸』を見たと思ったら今日も『真田丸』? みたいな感じでした。
今日で、瀬戸のジベ1回目が終了。安芸の2回目は数日前に終了しています。
うちは、今年実をつけるのはこの2種だけなので、山場は越えた感に包まれています・・・。
もちろん、瀬戸の粒間引き(数多い)もあるし、安芸も玉直しとか色々ありますが、先が見えた安堵で、我ら夫婦間にもようやく温かな空気が流れるのでした。
気持ちが落ち着いたので、瀬戸の伸びた枝を下向きにする作業をしました。
征服欲が満たされたというか、なんか達成感・・・。好き・この作業♪
今日はちょっと早く帰って、ゆっくりお風呂に入りました。明日は副梢整理です。

2016/06/12 Sun 曇のち雨 草刈って雨

夫は朝から黒土畑の草刈を全力でしていました。
そらもう全力で。マサオで大雑把に刈り、細かい所は刈払機で、樹の根元は手動で。
一方、町内会の草刈りを済ませて黒土に到着した私も、第3畑の草刈を開始しましたが・・・。
雨が降ってきた。
降るとは知っていましたが、午後半ばからではなかったのか?
雨は勢いを増し、夜の今は豪雨となっています。深夜にピークを迎えるそうです。
せっかくキレイに草刈ったのに、また雨。雨の後は、雑草の伸びがいいんだよね・・・。
疲れ果ててバタンキューしている夫。この時期、ぶどう農家なのか、草刈職人なのか分かりません。

2016/06/11 Sat 曇 明日こそ草刈

雨が降ると、すぐ雑草が生い茂ります。
なので、黒土畑は、今はものすごい状態。
それでもぶどう畑の第1・第2畑の主要部は対処していますが、作業場の横スペース(私スペース)や家庭菜園の第3畑は境界が見えない状態に突入しています。
今日こそ草刈したかったのですが、結局K1ハウスで、あれもしたい・これもしたいしていたら夕方になってしまいました。
時間配分をしっかり守って、明日こそ草刈!
妹犬は兄犬が大好き♪

2016/06/10 Fri 晴 憎っくきブイブイに振り回される

黒土畑にブイブイ(コガネムシ)大発生。
K1ハウスは落ち着いてきたものの、毎日そこそこ作業があるのですが、夫からの緊急呼び出しに投げ打って駆け付ける私。
先日、第3畑のジューンベリーにブイブイがたむろしているのを見て、ぶどうは大丈夫かと確認したのですが、その時はまだ平気でした。
でも、もう平気じゃないみたい。
二人してテデト~ルで撃退する。
私の天敵・クスサンは夫の活躍で減少(多い日で100匹殺戮)しつつありホッとしていたのに、今度はコガネムシ。
そして、実は第3畑では今、青虫が躍進しつつあります。目茶目茶です。でもこれが自然だ!

第3畑の玉ねぎですが、中々葉が倒れないので収穫せずにいたのですが、今日見たらピンと1本伸び切ったえらい状態になっていたので、急いで回収。
中国地方で玉ねぎを栽培するのは初めてですが、ここの玉ねぎは収穫時期に倒れないのでしょうか?
今日はもう眠いので、明朝早くに干します。

2016/06/09 Thu 雨のち曇 ドクダミ虫刺され薬

自宅玄関の横にちょっとした花壇スペースがあるのですが、引っ越してやがて1年になろうというのに、全く手を掛けていません。
夏などに、草むしりをした程度。そして、常時ドクダミが生えてきて困っています。
ドクダミは嫌い、いえ嫌いじゃない、揺れる女子高生みたいな心境です。
母がドクダミ信奉者で、ドクダミ茶を飲んだり(私は胃腸が弱いため受け付けない)、ドクダミ化粧水を作ったりしていました。
ドクダミ化粧水は私も受け継いで、学生時代から数年使用していましたが、社会人となって数年後には多忙のため市販品へ。生活を見直してからは、別の手作り化粧水に走ったため、ドクダミとの縁はパッタリ切れてしまいました。
でも、切れたままでいいや。臭いから。

隣の奥様が言うには、ドクダミの花を焼酎に漬けた物が、虫刺されに良いそうです。
教えられるとむしょうにやりたくなってしまうので、さっそく作ってみました。
「臭いですか」と訊いたら、「花だから臭くないよ・・・でも少し臭い」と言っていました。
また臭い物を作ったと、夫に怒られそうです。

2016/06/08 Wed 曇ときどき晴 粒間引きタイム

ほぼ終了した安芸の粒間引き。副梢整理などしながら、2回目ジベを待つばかりです。
一方瀬戸は、今日が1回目ジベの2巡目。あと1~2巡することになりそうです。
まだ瀬戸の大仕事が残っていますが、とりあえずは見通しもついて落ち着きました。
ようやく、昼食をゆっくり作業場で取れる・・・(最近はハウスで昼食が多かった)。

夫が最近、自分の作業が遅いことを気にしていて、粒間引きなど、1房あたりどれくらい時間が掛かるか測って目標を立てているそうです。
良いことですね。実現はともかく、意識することから始まるものですから。
そこで、隣の畑のAさんに、粒間引きってフツー1房どれくらい掛けるの? と訊いたそうですが。
「20秒くらい」
と教えられたとショックを受けていました。
おいおいでいいけど、それを目指してくれると嬉しいね-。

2016/06/07 Tue 雨 粒間引き棒の提案

ぶどう部会の講習会がありました。
当面の作業についてのお話で、そうなるとこの時期は粒間引き(露地ピオーネ基準)。
粒間引きで大切なことの1つが、房の長さの決定です。
長すぎると大房になってしまって、良いことはないので、適切な長さに合わせたいのです。
たいてい、ハサミに自分で長さのラインを測って書いているか、元からメモリを振ってくれているハサミも売っています。
なので、そういうハサミを房に並べて長さを測定して切り込むのですが、それだと房の軸から若干オフセットがあるので正確な長さに切れない傾向があります。
正確な長さにならない、というか、人というのはそういう時、どうしても長めにしてしまうそうです。だから長いと良くないのに。
というわけで、先生がご紹介下さったのが、“粒間引き用測定棒”。
棒に長さのラインが引いてあって、それを、隙間から房の中に忍び入れて、軸と並べて測ればバッチリです。
紐をつけて首にぶら下げれば、携帯性もバツグン!
あこれいいなぁと思った。特にビギナーの私は、上手く測れていない感に連日苛まれていたのです。
さっそく作ろ-と思いました。棒はどうしよう、竹串よりちょっと太いくらいがいいなぁ・・・。

2016/06/06 Mon 曇 全体研修

午後から農大。「全体研修」となっていましたが、それなんだ?
前回の終わりに、誰かが先生にそう聞いて、先生が皆さんに概要をお話ししたのですが、私はその時粒間引きのことを考えていたので頭に残っていない。
夫(去年受講)に聞いても、なんかよく分からない。

食品表示の話と、グループ討議というオリエンテーションと、就農に役立つ制度のご案内、それぞれ1時間ずつ計3時間でした。
グループ討議というのが、今ここに書き出してもよく分からないのですが、グループに分かれて下記のことを行いました。

 1)『農業に必要と思う事(物)』を各々5つ書き出す
 2)上記を出し合い、重複する内容でグルーピングして、最多数の意見を決める
 3)2)について、『それを維持するのに必要と思う事(物)』を各々5つ書き出す
 4)上記を出し合い、重複する内容でグルーピングして、最多数の意見を決める等して結論をまとめ発表

今もって狙いがよく分からないのですが、見えた(かもしれない)ことがありました。
グループは4つに分かれたのですが、その内2つは『農業に必要と思う事(物)』を“収入”、もう2つは“ヤル気”としていました。
ところで私は“ヤル気”班。メンバーの半数がたまたまシニア世代でした(私含む)。
もう1つの“ヤル気”班はよく分からなかったのですが、“収入”班は2つとも、なんというか、活気というか若さみなぎるバイタリティが伝わってきた。
“ヤル気”って、聞こえはいいけど、言い換えると、自分の上限までしかやらないってことかも。
一方“収入”だと、自分の制御できない条件を基準としている分、チャレンジャラスな感じがします。
自分の限界を見定めてしまうのって、年を重ねた者の悪いクセなのかもね・・・(でも倒れるとシャレならぬ年なのでそこそこにしたいのです)。
ヤル気を維持するのに必要なストレス解消

2016/06/05 Sun 雨のち曇 安芸の粒間引き・佳境

安芸の粒間引きが佳境に入っています。
私はK1ハウス詰め、夫もそれぞれの場所の用事を済ませてから正午に合流して、夕方まで黙々と取り組みました。
スピードを調整したいので、目標を定めて進めたのですが、上手くコントロールできていません・・・。
腕が優秀でないのは仕方ないとして、それなりに作業速度を掌握できるように、せめてなりたいのですが、あと一歩です。
こういう感じ、対象は違えども、今までの仕事のプロセスと類似性を感じます。仕事の完成度達成の前に、進捗の管理を可能にする、みたいな。
去年はぶどうに追い立てられる感じでボロボロでしたが、今年は並んで走れるくらいにはなったと思っているのですが。
結局、曇り空のため、手元が暗くなる時間が早くなり、仕事の切り上げが早くなったというアクシデントもあって、目標達成できず70%くらい。
お昼休みもそこそこに作業したので、夫は疲れてバタンキューです。
これで許して

2016/06/04 Sat 曇のち雨 この時期の農業事故

剪定は剪定鋏でしますが、それ以降・芽かきから始まって、農業用ぶどう鋏の使用で事足ります。
というわけで、花穂整形・枝管理・粒間引きと続く現在、ぶどう鋏の使用率はMAXを迎えています。
知らずに去年、結構大きくやっちゃったので、今年は気を付けているのですが、既に2回指を切ってしまっています。
聞けば、夫も初切りをとうに済ませたそうです。
まだ鋏シーズンは続きますし、私の2回目はちょっと指を吸い上げるくらい焦ったので、絆創膏を持ち歩くことにしました。
というわけで、安芸は今は粒間引き。瀬戸はジベ1回目。どちらも枝管理続行中です。
トラクターとか刈払機の事故に比べると格段に地味ですが、それでもやっちゃうと痛いし作業に支障が出るので、怪我のないように祈りながら行っています。

2016/06/03 Fri 晴 土壌肥料概論③

午後は農大。今日で、土壌肥料概論は終わりです。
前半は、肥料の成分構成など基礎知識をえんえんと、後半はそれを踏まえて実用面について教えてくれました。
難しくて、よく分からなかったよ・・・。
多分、有機肥料と化学肥料を上手く組み合わせて使おう☆ という結論だと思うのですが、途中で、もう有機肥料なんていらない!(難しいから)とキレそうになるくらいワケが分からなくなってしまいました。
私には、難しすぎたよ・・・。
でも、この授業のお蔭で、私の葉っぱが黄色くなってしまったカモミールは見事回復しました♪
窒素をあげると良いと知り、夫に「窒素チョーダイ」とねだったら、「8-8-8でいいんだよ」と化成肥料を施肥されてちょっと不服でしたが。
とりあえず、pHだけでなく、EC(電気伝導度)も計測できるマシーンを入手しようと思いました。

2016/06/02 Thu 晴 恐怖の大王が降ってきた

K1ハウスも見通しが立ってきたので、最近はお昼は黒土畑の作業場でちゃんと休憩しています。
数日前、畑の苗ぶどうの世話のため、ここの滞在時間の長い夫が、第3畑にイヤな虫がいる、と言い出しました。

農作業に虫はつきものです。
私もフツー程度に虫嫌いでしたが、大事なぶどうや野菜を守るため、ある程度は対応できるようになりました。
だから、栗の木を好むというそのイヤな虫のことを聞いた時も、出現したらハサミでチョキンしちゃおう、と思った程度でした。
昨日会った、第3畑で。
ハサミは無理でした。近すぎる。叫びながら鎌で切り裂くのがやっとでした。
目っ茶大きくて、目っ茶ブサイクで、目っ茶動きがイヤ!

今日もお昼、第3畑に行こう~出ないといいな~と、第2畑の角を曲がろうとしたら。
もう既にいました。進出されてる!
1匹は鎌で応対しましたが、次のヤツを目にした瞬間、抵抗する気力が一気に萎えてしまいました。すごいデカい。15センチはある。
しかし負けてはいられません。ヤツは今まさに防風ネットをよじ登り、第2畑への侵入を試みているのです。
なので、叫んで夫を呼びつけ、処置してもらいました。
二人して気付くと、隣の栗の木にヤツらが空から降ってきたナマコ状態に、そらもうウジャウジャと。ひゃ~
クスサン、というのがヤツの名だそうです。超コワイ外見なので、もちろん写真は撮っていません。絶滅して!

2016/06/01 Wed 晴 犬の楽しみ

兄犬は、畑に行くのを実は好みません。
朝、車に乗せようとすると、露骨に嫌そうな態度をします。
おそらく、つながれて(車道も近くにあるので危険なため)放っておかれるのがイヤなんだと思います。ゴメン。

けれど、今朝は嬉々として乗り込んできました。
昨日、農大から直帰したため陽のあるうちに帰宅できたので、犬sの大好きなグリーンヒルズ(車で5分)に散歩に連れて行ってあげたから、勘違いしちゃったんだろうと思います。
そんな彼ですが、畑やハウスで、つながれていない状態だと、体中で喜びを表現します。やはり、自然が好きなようです。
なので、午前中は人も車も少ないし、兄犬は妹犬と違って言うことをきくし私の傍からあまり離れないので、つながないでおいたのですが。
ふと気付くといなくなっていました。
焦って、兄犬の名を叫び続ける私。それでも居ない。
どうしよう、とハウスの外に出ようとした時、隣のぶどう畑で作業をしてらした先輩農家Aさんが、「ここにいるよー」と声掛けてくれました。
隣のAさんの圃場を、生意気にも闊歩していたようです。スミマセン・・・。
今のピーク時が過ぎたら、ハウスから犬が外に出られないようにちゃんと囲いをするつもりです。そして、その中で放し飼いにしてあげます。
ぶどうも茂って日陰もたくさんできたので、喜んで駆け回る彼らの様子が見られるのが今から楽しみです。