2026/06/05 Fri だいたい霧雨 因果を呼ぶもの

夕方、作業場に戻ってきたら妙な臭気を感じました。
なんだろう。一日雨だったから、湿気が嫌な匂いを呼んだのか。
明日も妖精さん達がみえるから、嫌がられては哀しいので帰り道に消臭剤を買うことに。
しかし、ドラッグストアまでの道のりで私は気付いてしまいました。
匂いの素は、夫なのだと。正確には、今日夫が来ていたカッパなのだと。
下ろしたばかりの新品のカッパなので、つい室内に吊るし干ししてしまったのですがそれが原因でしょう。
新品なのに、匂うんだ。なんて因果だ・・・。
まぁでも、消臭剤のひと吹きで明日は快適な作業場に生まれ変わることでしょう。

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2026/06/04 Thu 曇 略していこう

作業場から畑への移動中、妖精さんが気付いて「『のぼり』、忘れた」。
『のぼり』とは、我らのツール『こいのぼり』のことだね。略したのね、若い感じでイイね!
『こいのぼり』は五月の節句の巨大モニュメントではなく、それを模した作業目印です。いらなくなったパッカーで私が作っています。
それを『のぼり』とは。しかもイントネーションが上がり方向です。ザ・ヤング的な発語です。
内輪で流行らせようかと画策しながら作業場の夫に「『のぼり』ちょーだい」と声掛けると
「はい、『こいのぼり』」
若返りは無理かもしれない・・・。

2026/06/02 Tue 雨 花切り行

台風注意とお触れがあったので、妖精さん達は今日は控えてもらって、でも作業は進めないといけないので私と夫だけで畑へ。
遅いぶどうの花穂整形(花切り)の期限が迫っているので、黙々としていました。
雨だけど幸い風はないし、露地でもトンネルがあるので作業に支障はないのです。
誰とも言葉を交わさず花切りに打ち込んでいると、時の経つのも忘れます・・・。耳に入るのは雨音だけ。まぁ時々遠くで夫が何事か叫ぶことはありますが、静寂の中でただひたすら一つのことにのめり込むのは、写経のようで心穏やかになります。
『花切り行』と銘打って瞑想イベントとして稼げるのではと思うくらいですが、誰かにしてもらうと横で「長い」「短い」とチャチャ入れてしまうので、それは無理だなぁと気付くのです。
というか、花切りしながらつまんない事考えてたなぁと自分ながら改めて思いました。でも花切りは楽しいです。

2026/06/01 Mon 晴 長閑の畑

黒土畑での作業中に妹犬が休憩所の中からワンワン騒ぐので、お手洗いかなと出してあげると皆が働いている第一畑にまっしぐら。
そして、自分も仕事なのと言わんばかりにイキモノを探すのです。
いつも簡単に見つからないのが、この時はたまたまトカゲさんに遭遇して大ハッスル。
しかし犬の視力はどうなっているのか。すぐ見失って、私が教えてあげるとまた発見するのですがすぐ見失う。標的から目を離すな!
トカゲもトカゲで、敵を撒いた機会を生かして遠くに逃げればいいのに、バカみたいに犬の前に舞い戻って来ます。キミ達は遊んでいるのかい?
遠くて見ていた妖精さん達が「そんなに尻尾激しく振ってるの初めてみた」と笑っていました。長閑な風景です。

2026/05/31 Sun 晴 ドリーム

農繁期で忙しいので、夫は畑の休憩所に泊まることがあります。
翌日のお昼に家で作って来たお弁当を食べていると、夫がブツブツなにか言っています。
「そうだよ、冷食だってこんなに美味しいのに・・・」
すみませんね。私も忙しいので、おかずは冷食を使用しています。小姑か。
聞いてみると、前夜に近くのスーパーで惣菜を買って食べたそうなのです。
それが、膨らみまくった期待に反して美味しくなかったと。
なので、冷食のメンチカツの方が遥かに美味しいと褒めちぎっていたのです。というか、しつこくスーパーの総菜をディスっていたのです。
最近の冷食は優秀だからね。とはいえ美味しい惣菜もたくさんあるので、失意は忘れて夢を失わないでほしいです。

2026/05/29 Fri 晴 あるいは紅でいっぱいの海

ジベレリンを買うと、赤の色素の袋が付いてきます。
昨年初めて使用して、その禍々しい程の赤さに恐れを抱きつつも、有効性も知りました。
ぶどうの品種により作成するジベ液は異なるので、容易に見分けが付けられるのはメリットなのです。なんなら、青や緑も欲しいくらい。
しかし袋まるまる投入すると禍々しい赤になってしまうので、頃合い見てちょっとにしたものの変わらずの禍々っぷり。一体どれだけ少量で済むのか分からぬまま昨年は終えました。
今年の、赤ジベ一発目。去年の教訓を生かして、ほーんとうにちょびっと入れました。
2ミリほどの細い線状の粒を10粒ほどでしょうか。
禍々しさは晴れましたが、それでも疑うほどの染め上がり。ホントにちょっとしか入れてないのに。コレ、海とかに落としたら大変なことになるのではないか・・・。

2026/05/28 Thu 曇 記憶というのはミルフィーユのようで

昨シーズンは上手く回って、私はほとんど花切り作業をしなかったのでした。(妖精さん達と夫でこなしてくれた)
今年は真逆で、残っている誘引を後回しにして私も花切りに勤しみます。
無心で花切りをしていると、これまでの過去の花切り情景が幾つも浮かんでは消えします。
夫と私の二人だけで作業していた頃、犬2匹が幼く元気だった頃。ほんのこの間のようなのですが。
休憩時間に妖精さんと畑近くの商店のことを話していて、「行ったことある?」と訊いたら去年何故か夫が弁当を買いに寄ったのを駐車場で待つ事態になったことがあったと応えられ、その話聞いたなぁと苦笑する。
この一瞬も、積み重なっていくのです。