「自給農業のはじめ方」著:中島 正 を読みました。
メチャメチャ、面白いです。
もう、これ読んでると、なんか色々試したくなってしまう・・・。
文章もなんか、戦前のインテリって感じでイイ。(著者は大正生まれのの元軍人さん)
近代文学にハマった文学少女時代に振れた文章群を思い出しました。
文間から垣間見えてくる、著者の息吹みたいなのも感じられて、田舎のおじーちゃんに直にお話を伺っているような気にさせられます。
個人的に、役に立ったのは・・・
・稲モミ落とし道具のつくり方
大量にもちきびを作った時、モミ落としがすごく大変だったので。今年はまだ植えてないけど。
・野菜の自家採取の仕方
じゃがいも以外はやったことない。あと、やろうとすると夫に止められる。目を盗んでやろうと思いました。
・虫対策
「アブラムシは放っておけ」には開眼しました。でも、いんげんが真っ黒になっちゃうよ。
やってみたい!と胸がうずいたのは・・・
・養鶏。すごく楽しそうに解説してあるので
・マルチ敷きっ放し栽培。そんな手法があったのかと仰天
・陸稲。さっそく種を発注した
目を輝かせて夫にすごいねと報告すると、「面白いのは分かるけど、零細農業だよ」と一蹴される。
でも、子供時代に基地を作った経験のある大人なら、きっとみんな夢中になるはず。
著者のお宅を拝見したい~。あと、他の作品も読みたいー。