津山マンドリンオーケストラの演奏会の券をいただきまして、夫とベルフォーレ津山に聴きに行ってきました。
マンドリンとは、琵琶みたいな弦楽器、という知識しかありませんでした。琵琶自体、日本史の教科書のイラストでしか見たことないけれど。
それのオーケストラとは、という謎は、前もってNETで学習していたので分かっていましたが、会場で開演前のカラの舞台を見て、あぁ本当にそうなんだなと再認識しました。
壮大なる、マンドリン群のコンサートなのですね。
と思ったら、ギターとコントラバスも含まれているとまもなく判明。あと、マンドリンも、ヴァイオリンに対するビオラのように、小さいのと大きめの2種類のマンドリンで構成されていて、想像と異なり多様性に富んでいて、成る程、オーケストラでした。
音は、鈴のような優美な音色でうっとりします。鈴のような、と感じた理由は見えるのですぐ判明して、音を伸ばす時は小刻みに指を動かしているのです。大変そうだ・・・。後で調べると、『トレモロ』という単一の高さの音を連続して小刻みに演奏する技法だそうで、ピアノの『トリル』の単音バージョンみたいなものでしょう。すごく疲れるに違いない。
それなのに、個々の音の美しさはもちろん、楽団としての音のまとまりが素晴らしく、さらに曲のレパートリーも幅広いのです。練習量が相当に厚いなと感じられ、心服いたしました。
特にドヴォルザークの『家路』の演奏には、冒頭の迫力もしっかり全体で表現されていて、とても素晴らしかったです。
美しく壮大で、レアなマンドリンのオーケストラ。毎年この時期に定期公演をされているそうなので、是非来年もと楽しみが増えました。
そんな方が多いのでしょう、会場は盛況で熱気に溢れていました。ありがとうございました!
