夫と離れて、別の作業をしていたら、夫が来て言うのです。
「あそこの若木なんだけど、品種は“A”だったよね」
第二畑に植えている、ある若木のことです。2年目なのでまだ房は付けていません。
「絶対、“A”です。枝管理しながら、“A”の葉だなーと思っていたし」
その樹に付いている二番成りの房が、“A”の房の色ではないと言うのです。いやでも絶対、“A”の葉っぱなのです。
その二番成り房が病気か(袋掛けしていないし)、日焼けの影響じゃないかと言ったのですが、そんな感じではないと言うので、見に行くことにしました。
その二番成り房を見た瞬間、叫んでしまいました。
「コレ、“B”だ---!」
そういえば“B”だと言われれば“B”の葉です。系統が一緒なのです。
でもここに植えた樹、ずっと“A”のつもりだったのですが・・・。どこで入れ替わったのか?
苗木屋が間違えたのか? それとも処分したつもりの“B”の苗木を誤って植えちゃったのか?
そういえば買った時に苗に付いている品種を記載した紙。アレがどこかにぶら下がっているんじゃないかと探したら、ありました。
雨風に風化していましたが、かろうじて読めるその文字は・・・
『B』
苗木屋さんが間違えたわけでもなく(ごめんなさい)、この紙を意図的にぶら下げているということは我々が間違えて植えたというわけでもなく、夫婦揃って勘違いしていただけのようです。
でもずっと“A”のつもりだったので、取り損ねた二番成りのお陰で判明して良かったです。さっそく畑地図を訂正しました。
