城西浪漫館で足踏みオルガンとソプラノによるミニコンサートがあると聞き、急きょ申し込んだのが一昨日で、ラスト1席でした。助かった!
城西浪漫館。惹かれてはいたものの、在津山10年なのに未訪問です。城西地区は縁遠くて、税務署しか行っていない。
なので、会場も楽しみだし、アヴェ・マリアも楽しみ。そして、足踏みオルガンの伴奏というのにもワクワクしていました。
私世代で古い小学校に通っていたなら、足踏みオルガンを使ったことがあると思います。
なので、思い出の中のノッペリした既製品の足踏みオルガンではなく、大正ゴシックでゴージャスな足踏みオルガンを目にして「そうだよね」と納得しましたが。
音は、やはり素朴な温かみのある音です。奏者の方がお上手だからというのもありますが、心地よく伴奏として遜色ないどころかこの場にすごく相応しい。
主催の大島先生がベテランでいらっしゃるから、歌はもちろん場運びが非常にお上手で、観衆を飽きさせずクリスマスにふさわしいプログラムを安定して展開してくださいます。
途中の休憩では、会場からお茶のご提供があり(ここはカフェもあります)、私はコーヒーをいただいたのですが『珈琲』という漢字の発祥地という名にたがわず、非常に美味でした! 今度カフェに来よう。
圧巻は終盤の『カッチーニのアヴェ・マリア』。あまりに切ない心を震わす名曲ですが、大島先生の人生の重みが加わってか更に胸を締め付けられる素晴らしいものでした。
場所も良し、オルガンも良し、大島先生ワールドも完璧で、安心安定のコンサートです。
ここ数年毎年されているそうで、常連客もいらっしゃるのも納得。私も来年も行こうと決意しました。ありがとうございました!
