多分、世代の違いと、環境(マチか地方か)の違いで一次産業への捉え方が異なるから？
マチ(都会も含む住宅街)の出身者は一次産業に、エコとか良いイメージを付帯させる傾向があるように感じます。私達夫婦などまさにコレ。
だから皆そういうものだと思っていたのですが、岡山県北に約１０年住んで、そうでないイメージがホントに(今も？)ある、またはあったのだという事を薄っすら知ることがないわけではないです。
でもそれは置いておいて。
地方で農家になって、格段に感謝の念に目覚めました。
天気はからきしアテにならないし、工夫を凝らしてもぶどうは思ったように出来上がらないことが多かったりで、自分の力だけではどうにもならないことをこれでもかと知らされたのと。
比較検討できるほど業者様の数があるわけでないのでこちらのトラブルに対応して下さる時に本当に神に思えたり、ぶどうを捌いてくれるＪＡ等販売業者が無かったらどうなることか。
いわんや宅配便業者、早朝暗い道の中でポツンと光るコンビニ、色々揃うホムセ、事務作業を助けてくれるＰＣやソフトとそれを作ってくれる会社、助言してくれる役場の方や県民局の先生、作業を手伝ってくれるパートさん、そしてもちろんお買い上げいただくお客様。
上げきれないくらいの接点の無さそうな、世界の全ての方の力で生かしてもらっているんだなーと実感できるようになったのは本当に幸せです。
農家でなくても気付ける人は気付けるのだろうけど、私は農家になって理解できるようになったので、そういう意味でも農家で感謝しています。
