最近の作業は、粒間引きと枝管理。そして頑張ったご褒美に袋掛けするというラインナップです。なんてご褒美だ。
今更ですが粒間引きとは、ぶどうのまだ小さい房に対して、たくさんついている粒をハサミで余分な分だけ切り落とすことです。
ぶどうの粒を人力でイチイチ切り落としているという事実、ぶどう農家になって初めて知りました。
当初は教わったままただ作業していたのですが、数年経って最近は、なんてクレイジーな作業なんだ・・・と恐ろしさを感じています。
店頭に並ぶ大粒ぶどうには皆、こんな小母ちゃんにチョキチョキされたという過去が必ず存在しているのです。
私は時折、その壮大なバックボーンに絶句し、畏怖の念を抱かずにはいられません。
粒間引きした房の粒数を数えてくれるツールやマシーンが開発されつつあるそうですが、そんなの追い越して、自動で粒間引いてくれるマシーンを作ってよと切に願います。