実は、台風の前から私は色々あって、ハウスには行っておりませんでした。
久しぶりに昨日ハウスで作業したのですが、一帯葉が枯れてしまったエリア(安芸)を見つけて驚愕する。
もちろんそこには房もあるのですが、試しに1房袋を剥いで確認してみると、粒が幾分シワっぽくなっていて確実にダメ。
その房を持ち帰って夫に報告すると、台風の前から徐々に枯れだしていたそうです。
問題の樹は、春に芽萎えを起こしたものなので、やはり寿命だろうということに。実の成長に音を上げたのか、先月末の環状剥皮が引き金だったのか、ともかく寿命。
以前から、来年はこの樹は切ろうかと話題になってはいたのですが、こうなると切らざるをえない様相です・・・個人的には、年を取っても懸命に房をつけたのに結局途中で死なせてしまう姿に共感を覚えずにはいられず、朽ちるまで伴に在りたいところですが・・・。
感傷はともかく、明日はその枝の房を全て回収して帰ろうということに。
糖度は10くらいで酸っぱさが目立つのですが、やや甘みもあり、8割の粒はジャムに加工できそうだったので。
今日は夫と二人でハウスで作業。安芸の副梢切りを終えました。
帰り際に房(20房もあった!)を回収したのですが、夜にキッチンで確認すると、昨日の状態よりも遥かにシワ化が進んでいて、1割弱しか加工できない有様でした。
今日の午後から急に暑さが増したのが原因かもしれませんし、時の経過によるものかも。
いずれにせよ、昨日の段階で回収していたらここまでひどくはならなかったのです。あぁ自分の判断ミスがすごく悔しい!
『思い立ったら、すぐ』 は胸に刻んでいましたが(これも難しいことがあり日々反省ですが)、『自分の気持ちに関わらず、時を見て、すぐ』 は気にすら留めていなかったと気付き、愚かさを激しく嘆きました。
年寄りぶどう、ごめん。キミの精一杯を生かし切れなかったよ・・・。せめてその1割弱はジャムにしようと、今煮込んでいます。