シーズン最後のぶどうは、就農2年を記念して、お世話になった方々へのお送りにさせていただいています。
本当は、1年目にすべきだったのでしょうが、去年は1年目というか半年目くらいでバタバタで、とてもそんな余裕はありませんでした・・・。また、シーズン最後にしなくても、なのですが、今年も今年で色々あってようやく作業に入ることができたというのもありまして。
なんだかんだで、遅くなってしまい申し訳ありません。
たくさん贈り物を作っていると、T.カポーティの『クリスマスの想い出』という短編を思い出しました。
確か、新潮文庫の『ティファニーで朝食を』に収録されています。
主人公のカポーティ少年と、遠縁の老婆、犬というメンバーで、たくさんの方々に、パウンドケーキを焼いてクリスマスプレゼントにお送りするのです。美味しそうで、ワイワイ楽しさに羽目を外したりして、微笑ましいばかりのストーリーなのですが。
ラストは数年後で、大きくなった少年が、彼らの最後になった楽しいクリスマスの想い出を切なく振り返るというのが結末です。当然、老婆と犬は先に逝ってしまったので、彼は一人。
ぶどう送りには参加しないけれど、うちも犬sが居て、帰宅すると「遅い~!」と2匹で責められて大騒ぎです。
いつか私も、少年のように一人で今日を振り返るのかと思います。
とても楽しく振り返られると思います。送らせていただいた皆様、有難うございます。