2018/07/22 Sun 晴 反射布

赤ぶどうの色付き対策で、白い反射布を地面に敷く、というのがあります。
山梨の桃農家がされているので有名ですが、太陽光を布で反射させることにより、果実の下側からの色付きを促進する効果があるそうです。
以前から興味はあったのですが、とうとう今年はその布を発注しました。
昨年の赤ぶどうの色付きの悪さは、むごすぎたので・・・。
これまで躊躇していた理由は、水を撒く時にいちいち除けないといけなさそうなのと、風で飛ばない対策が必要そうで、面倒だから。
でもそんなこと言ってられないので、あと実際効果がどれくらいあるか確認したいので、やってみることにしました。
品物が届いた頃、『現代農業』でぶどう反射布の取り扱いの記事があるのを目撃。
そこでは、“敷く”のではなく“吊る”で利用されていて、これなら水への対策になるなと思い、紹介されていた2手法のうちのラクなほうを真似してみました。
布を吊るので、風の影響が気になります(記事では無加温ハウス、うちはサイドレス)。そこで、数日前に試しに一部だけ設置。
最近は風がないからとりあえず問題なかったので、今日、安芸ゾーン全てに設置してきました。
棚線から紐で洗濯ばさみを吊り下げ、それで反射布を押さえているだけです。
だから、強風には弱いはず・・・ただ逆に、拘束力の弱い洗濯ばさみだからこそ、強風で破れはせず放たれるだけで済みそうです。
水対策は、よく分かりません。試験区間は、スプリンクラーから遠かったので。
色付きの効果についても、試験区間とそれ以外のぶどうを掛袋の窓から見比べたのですが、よく分からない。
確かに、布のある方が、房の下側の着色が多いような気はしますが、全部のぶどうの掛袋を剥いで見比べないとはっきり判断できません。
あと、安芸全部に施工したので、反射布の効果があったかなかったか、比較対象がないから、収穫後も判断できないと思います。
何もかも分からないけど、とりあえずやる。祈祷のようなものです。