前2日の歩みは遅く、ようやっと半分が終わったところではありますが、明日は引越支度に全力を注ぎたいので、今日中にざっと終わらせたいところです。
朝10時ごろ休憩していたら、隣の畑のAさんが、朝からあげていた水を止めに来るのが目に入る。
何気に見ていると、私の車があるからこっちに誰かいる、と認識しているようで、ハウス内のどこに居るのか探してらっしゃる模様。そこで、おはよーと言って出て行きました。
Aさんは現在、加温ハウスのぶどうの販売をされつつ露地の管理もされていて、超多忙なご様子。
でも、私の姿を見ると、切望されていた様子で、立て続けに助言してくれました。
・ハウスの屋根を開けた方がいい → ゲリラ豪雨とカラスよけのため、開けることに臆病になっていました
・瀬戸の枝切りを急いだほうがいい → Aさん側から見ると枝切りがほとんどできていない(反対側からしているので)
あと屋根は、うちはサイドレスだから横風も入るのでほどほどでいいかなと思っていたのですが、暑すぎるとぶどうもバテて根が働かなくなり水が回らなくなるよ、って。
瀬戸の伸びきった枝は、枝とその葉に養分が多く行ってしまうと、本当にぶどうの粒が大きくならないのだって。
これからの時期、粒を大きく甘くするために、水とそれを吸収する根の力が非常に大切になるそうです。
力説するAさんの話には、過去の経験が時折挟み込まれ、実感が伴っていて切実な気持ちになります。
気になっていたそうで、昨日など電話しようかと思っていたそうで、会えて良かったと言い残し去って行かれました。
危機感の募った私は、ハウスの屋根を開けて、全力で枝切りに猛進しました。
お蔭で、粗くではありますが、全瀬戸ゾーンの枝切りが終了。
夕方Aさんがいらした時は、「すごく出来たねぇ」 と誉められました。
労働の合い間、麦茶に加え、袋掛けモレした瀬戸の房を誤って切ってしまったので、まだ糖度8.5のそれをついばんで鋭気を養いました。
酸っぱいぶどうの味は何かに似ていると以前から感じていたのですが、分かりました。ソルダムでした。