2022/07/20 Wed 晴 突然の別れ

先週で、妖精さん達のお仕事は終了。私と夫と犬sの日常に戻りました。
だけど正確にはもう一羽。ツバ子さん(ツバメ)がおりました。
ツバ子さんは夫のツバ男さんとうちの作業場に巣を築き、かなり以前からそこに常駐しておられます。
ツバ男さんが姿を見せなくなっても、健気に巣を、卵を守る賢母の鏡。
しかし温めるの長すぎないか? と調べた孵化日数あたりで一度ツバ男さんの姿が見られました。
それ以降はまた姿を消し、ツバ子さんがひたすら巣を守るのみ。それから十日ほど経っています。
可哀そうだけど卵はもう無理でしょうが、ツバ子さんの可愛らしい姿は我らの心を癒してくれました。
朝はまず彼女に挨拶し、暑い時には声を掛け、通りすがる度にその愛らしい姿を目で追いました。
でも、このままでいいのか。時折どこかへ飛来するものの巣に居る時間が長すぎて筋肉が退化すると、秋の渡りに影響するのではと危惧し、卵を諦めさせるのも必要ではないかと考えることもありました。
まぁ最近は、越冬ツバメになったらそれこそ公然と保護できるのではと甘い企みに酔っていたのですが。
今朝作業場に着いてまず、いつものようにツバ子さんに挨拶しようとして仰天しました。
巣が、地面に落っこちていたのです。
当然、ツバ子さんは居ません。卵は落下の衝撃か落ちた後に食べられたのか、割れていました。
昨日は大雨警報が発令されたため外作業は休み。作業場には誰も来ていません。
その間、何があったのか。一人ぼっちのツバ子さんに何があったのか。今、どんなに心細く感じているのか。
可哀そうなツバ子さん、もう二度と会うことはないでしょう(見分けがつかない)。
願わくば、ツバ男さんと再会し、渡りに向けて栄養と体力を備えてくれることを祈りつつ。
だけど私は、あなたが恋しい。