2023/08/27 Sun 晴 バラのつぼみ(ネタバレあり)

犬の食事皿を洗っていて、妹犬の皿のスイカのイラストと側に“WATERMELON”と描いてあるのを見て、ある思考が生じ、次いで『バラのつぼみ』という言葉が浮かびました。
なんてタイトルだっけ、あの映画・・・。
後で検索して思い出しました。『市民ケーン』です。(以下ネタバレあり)
富豪が最期に発した“バラのつぼみ”という言葉をめぐり彼の生涯を振り返る、オーソン・ウェルズの傑作。
でも正直、私が見たのは中~高校生の頃で、“バラのつぼみ”の正体が主人公の貧しいが幸せだった幼い頃に所有していたソリに描かれていた文字(メーカーのロゴ)だったというオチに釈然としませんでした。
しかし今ならすんなり理解できます。むしろひょっとして、私の最期の言葉が“WATERMELON”になるかもしれません。
農繁期は心身ともにキツく、早く終わらないかなと思うこともあります。
だけど遠い未来、そんな時期を切なく愛おしく思い起こすのかもしれません。
そして“WATERMELON”と呟くのですが、多分周囲は「スイカ食べたかったみたいよ」と言って終わるんだろうな。