こっちのお子さんは、本当に素朴で純粋な子が多くて、今だにドキマギすることがあります。
街の子供も触れ合うと素朴だと分かるのですが、こっちの子はストレートの直球なのです。
豊久田の道路沿いにあるポストに手紙を投函しようとして、側面の回収時刻を確かめようとしたら、記述がありません。
以前はあったようですが、剝ぎ取られているのです。
コレ本当に有効なポストなのか? 又は“郵便局員の気まぐれポスト”なんじゃないか?
と、投函を躊躇していると、間が悪いことに帰宅途中の小学生男子が近付いてきました。
こっちの子は本当に頭が下がるのですが、フツーに挨拶してきて、フツーに話し掛けてきます。
「それ、入れないんですか?」
「いや~、回収時間が書いて無くって、大丈夫かなぁと思ってて」
まる子の優等生みたいな彼は、期待を裏切らない誠実さで、当然のようにズバリ回答してくれました。
「入れておけば、いつかは取りに来るんじゃないですか」
そうだよね、そうでなかったらこのポスト、詐欺だもんね・・・。
その『いつか』が『いつの日か』にならぬか危惧しつつも、神の宣託と信じて突っ込みました。