この地には、『午前の蜘蛛は殺さない、午後の蜘蛛は殺して良い』という格言があるそうです。
私は蜘蛛は常に殺さない派。怖いというのもあるけど、害虫をやっつけてくれる益虫と思っているので。
ぶどう畑に蜘蛛は沢山おりますが、作業場にも小さいのがチョロチョロ出没します。もちろん見逃す。
しかし朝、500円玉大の蜘蛛と作業場内でばったり遭遇してしまい、お互いビビる。
ものの、勇気を振り絞ってホウキなど駆使して無事外へ退出いただく。
お外へ転がり出た彼は、“フー、危なかったよ”と言うように、アタフタと離れて行ったように見えました。
それから、仕事開始前の多忙な時間帯。作業場と外を出たり入ったり、慌ただしく繰り返していたのですが。
ふと自分の靴を見て目が点に。踵あたりに見慣れぬシミとゴミみたいなのがあるのですが・・・。
虫の轢死体のようでした。おそらく蜘蛛。
タイミング的に、救ってあげた彼なのかも。午前なのに・・・。