先日、平日の昼下がり、犬の散歩で自宅の隣りの町内を訪れていると、『とくし丸』を目撃して思わず二度見してしまいました。
『とくし丸』。移動販売車です。
限界集落の単身住まいのお年寄りを訪問するイメージがありますが、実際はそこそこの地域でも見掛けます。例えば豊久田。
畑のある豊久田地域で初めて見た時は驚きました。そこまでじゃないだろ、と。
しかし冷静に考えると、車が無いと買い物に行くのに困り果ててしまう。そんな地域は限界集落でなくても沢山あるのです。
豊久田は大きいスーパーまで車で10~15分。不便な場所ではないですが、“車があれば”の条件が付きます。
ところで自宅ですが。大きいスーパーまで徒歩10~15分。
隣りの町内で営業中の『とくし丸』を見て、私が驚くのも無理はない。
しかし改めて考えると、その町内はうちからスーパー方向と真逆にあります。また、土盛ったらしく急な坂を登って降りる行程です。
ご年配の方の足で起伏の激しい道を30分超でしょうか。日課にはしたくありません。
全部『とくし丸』も寂しいけれど、宅配や時々の遠出と合わせて使うと便利だし楽しそうです。
自分の老後を考えると寂寥感に捕らわれることもありますが、要望に合わせて現れたり進化してくれるツールもあるのです。
楽しんで、積極的に使っていける元気なシニアになりたいものです。